キャラメル・sweet
「は〜い!くじ引いて〜」
やっぱりやるのか…。
とか思いつつ、くじを引く私。
[06]と書かれた紙。
6番か……。
あっ、一番後ろだ。
ラッキー!
「伊緒〜!何番?」
『6番。あやは?』
「あたし、13番。
見事に離れちゃったね…。」
『まあ、しょうがないよ。
はい!戻った戻った!』
(高橋と近くだといいね)
ニコッ。
私は、あやに小声で言った。
「……んもうっ!」
あやは、顔を赤らめながら
新しい自分の席へと戻っていった。