ひとひらの桜
桃色の花びらがちらちらまっている。
空も澄んだ青空だからとても奇麗に見える。
「ここのこと?」
「そう。きれいだろ?」
こんな景色見せられちゃ嘘つけない。
「・・・うん。」
「だろ!?王架気に入るとおもったんだぜ。」
私のこと考えてくれていたんだ。
そんなことでドキッとしてしまった私って・・・
「なぁゲームしねえ?」
「何の?」
子供みたいに無邪気に笑って言う。
「桜つかみ取りゲーム。待っている桜をどれだけつかめるか
きそうんだぜ。」
面白そうかも。
「勝ったら勝ったほうのいうことを聞く。」
「命令みたいな?その命令は絶対?」
「その命令は絶対きくんだからな~」
ちょっと楽しそうな彼。
そして驚くべき一言を言った。
「俺が勝ったら、王架ファーストキスもらうから。」