ひとひらの桜
「ごめっしちゃった。」
「・・・・・」
生まれて初めてされたキス・・・。
その相手は・・・翔。
自分の中では嬉しいような、悲しいような
そんな感情。
「怒ってる・・?」
「別に・・・。」
「怒ってるね!・・・今度口にしちゃうよ?」
ぺろっと舌を出すあいつ。
ほんとにやりそう。
「やだ。・・・私帰るね。」
ここは逃げたほうが絶対いい。
何されるかわやりやしない。
「ちょっと待ってよ。」
「やだ待たない。」
手を捕まれたけど必死に抵抗する。
すると今度は強く手をひかれた。
「いうこと聞かないお姫様はこうするよ。」