探偵バトラー ~英国紳士と執事~
褒められても背筋を嫌な汗が伝うばかりで全く嬉しくないのは、先ほどの頼み事が原因だろう。能力を買われるのは嬉しいが、変な事に巻き込まれるのは勘弁だ。
しかし、目の前の変態紳士は御剣親子の大事な客人なのだ。ロシュツ卿の口ぶりから察するに、絵理の父と彼の間で既に話はついていたのだろう。
それを断るという事は、御剣父の顔に泥を塗る事に他ならない。聞いてしまったが最後首を縦に振るかこの仕事を辞めるかしかない。
唯一可能性があるとすればロシュツ卿がオレを不適格と判定する事なのだが、そのフラグはオレの気付かないうちに絵理の手によって一つ残らず折られてしまったようだ。
もしかして、車の中で絵理とロシュツ卿がキャッキャウフフと雑談してるうちにこの恐るべき包囲網は徐々に完成していってた訳ですか?
で、さっきの暴言もいつの間にかプラスの評価になっていた、と。
しかし、目の前の変態紳士は御剣親子の大事な客人なのだ。ロシュツ卿の口ぶりから察するに、絵理の父と彼の間で既に話はついていたのだろう。
それを断るという事は、御剣父の顔に泥を塗る事に他ならない。聞いてしまったが最後首を縦に振るかこの仕事を辞めるかしかない。
唯一可能性があるとすればロシュツ卿がオレを不適格と判定する事なのだが、そのフラグはオレの気付かないうちに絵理の手によって一つ残らず折られてしまったようだ。
もしかして、車の中で絵理とロシュツ卿がキャッキャウフフと雑談してるうちにこの恐るべき包囲網は徐々に完成していってた訳ですか?
で、さっきの暴言もいつの間にかプラスの評価になっていた、と。