Replicant・Lover's No.7 野いちごバージョン
「まずは、お茶に致しますか? それとも先に、お召し換えされますか?」

こう言うと、彼女は、ぱんとひとつ手を打った。

「新しいお洋服!?」

「はい」

手の平でクローゼットを指し示す。

「嬉しい! 私、お洋服だーい好き」

ワンピースの裾を翻し、踊るような足取りで、クローゼットの前に急ぐ。


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