Replicant・Lover's No.7 野いちごバージョン
ヘッドドレスを受け取り、彼女の頭にのせる。

曲がってないか確認しながら、リボンを彼女のあごの下まで垂らす。

彼女は、少し顔を上向け、目を閉じて待っている。

まるで、キスを待つかのように。

このまま、頤に手をかけ、そのピンクの小さな唇を奪ったら、どんな表情をするだろう。

泣き出してしまうだろうか。

どんな味がするだろう。

きっと、今まで味わったなによりも、甘美な味だろう。


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