Replicant・Lover's No.7 野いちごバージョン
「本当です」

こう頷いてみせると、暗かった表情が一変し、破顔した。

「ヤマモト、だーい好きっ!」

私の身体に抱き着いてくる。

「ほらほら、これでは私は身動きが取れませんよ」

抱き着く彼女の髪を撫でながらこう言うと、彼女は顔を上げ、さらにこう聞いてきた。


「ヤマモトも私の事、好き?」


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