Replicant・Lover's No.7 野いちごバージョン
ピンクの唇を少し開き、うつらうつらと長いまつげが上下する。

しどけなく身体をソファに預け、ぼんやりとまどろむ姿がまた、欲情を誘う。

眠たげな彼女に気遣い、そっとティーセットをテーブルに置いたが、置いた途端、彼女はびくっと身体を震わせ、私の方へ振り返った。

「んーっ、お茶出来た?」

「はい」

「なんだか、うとうとしちゃった」

眠い目を擦りながら、ソファに預けた身体を私の方へ向き直す。


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