Replicant・Lover's No.7 野いちごバージョン
私は、その砂糖菓子のひとつを器から取り出し、指でつまんで差し出してみせた。

「大丈夫ですよ。砂糖で出来てますから、紅茶に入れれば溶けてなくなります」

「でも……」

「舐めてみますか? 甘くて美味しいはずですよ?」

「本当?」

「はい」

私の言葉に、彼女は唇に指をあて少し思案して、

「じゃあ、舐めてみる」

と。

受け取るのかと思いきや、


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