Replicant・Lover's No.7 野いちごバージョン

甘い甘い口づけ

彼女の隣に座り、頤に手をかけ上向かせ、口端から零れる唾液を指ですくい取る。

「ほらほら、はしたないですよ」

「だってぇ……」

その指先についた彼女の唾液を舐めてみた。

「とても甘い」

感想を述べると、彼女は満足そうに、

「そうでしょー。ね、ね、もう一個ちょうだい」

さらに催促してくるので、もう一つ砂糖菓子を手に取り、彼女の口元へ運んだ。


< 61 / 106 >

この作品をシェア

pagetop