Replicant・Lover's No.7 野いちごバージョン
「つめたっ」

彼女が足を強張らせる。

小さな指が、ぴくりと小動物のような動きを見せ、可愛い。

「しばらく、こうして冷やしましょう」

タオルが取れないように、彼女の足を両手で包むように持つ。

「えー、たいくつぅ」

彼女が、その可愛らしい唇を尖らせた。

「痛いんでしょ?」

「……うん」

「痛みが取れるまで、我慢してください」

「あーあ、たいくつぅ」

彼女が不満な顔をあげて、天を仰いだ。


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