Replicant・Lover's No.7 野いちごバージョン
どうやら、図星のようだ。動揺を隠し切れていない。

「家の中でおとなしくしてたら、きっと大丈夫だから、ね、ヤマモト」

「そうですか?」

彼女の足からタオルを外し、様子を見る。

まだ、少し赤い。

白い肌に、赤い傷。

さっきの砂糖菓子ではないが、とても、甘そうにみえる。

指で、そっと触れると、

「あんっ」

彼女の身体がびくりとはねる。

まるで、感じているかのように。


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