Replicant・Lover's No.7 野いちごバージョン
「やはり、まだ痛いようですね?」

「……ヤマモトが触るから……早く、遊びたいのに」

「早く、直してさしあげましょうか?」

「どうやって?」

彼女が小首を傾げて私を見つめる。

私は、彼女の表情をみたまま、彼女の足に自分の顔を寄せた。

「小さな傷は、舐めれば治るらしいですよ」

そうして、甘そうな彼女の傷に、舌先で触れた。


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