Replicant・Lover's No.7 野いちごバージョン

白い脚

少し冷たくて、つるりとした感覚。

甘くは、ない。

「やんっ、くすぐったい」

また、彼女が身体をはねさせる。

私は、犬のように、彼女の足の傷を舐めあげる。

「あん、やんっ、ふふふ、……こんなので治るの?」

「さぁ、どうでしょう?」

「えー、なあに、それぇ?」

「民間療法ですから、本当かどうかわかりません」

「もう……あははっ、やぁんっ」


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