【短】俺だけのSpecial
『……海斗っ……』



風にそよいだ長い髪。



太陽の光を浴びて少し眩しげに俺を見るのは、



『………なんだよ…お前…んで…ここに…』



…………木下だった。



『なんでここにいんだよ??さっきまで教室にいたくせによ……』



俺はなんだかまともに木下を見ることが出来ないまま、



その場に寝転がりながら空を見上げた。
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