【短】俺だけのSpecial
木下は、そのまま黙って、



そんな俺を見ていた。



俺は寝転んだまま、伸びをするようにして、



ひとり言のつもりで、



『空……青いな…』



小声でそうつぶやくように言った。



まるで絵に描いたような青空に、



思わず出た言葉だった。
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