年下ダーリン
心臓の高鳴りは、速度と強さを増して、私の体温をどんどん上げていく。







慣れない同じ目線。











いつもならもうそらしてる。











でもね……、今日だけはちゃんと見ていたい。私が見ていたい。











翔は頬に触れていた手を、髪に移してそっと撫でた。










「りん………」










翔は少し下を向いて、また向き直った。そして…、翔の口が開く。











「す………」








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