年下ダーリン
翔……、私ねこんなときに凄く思うの。









年の差て大きいな、て。








もし私が小学生だったら??







もし翔が高校生だったら??








私たちが同じ歳で生まれていたら、もっと…上手くいったかもしれない。









愛奈とはじめくんも六つ離れてる。









でも…、やっぱりはじめくんは大人だし、上手くいくと思うけど…、私たちは違うじゃん??高校生と大人の六つは、そんなに問題にならないけど、小学生と高校生の六つは、とっても大きい。









寂しい思いを、今みたいにするなら……









ちょうど門に到着し、何事もなく出て曲がろうとした瞬間だった。









隠れてて見えなかった、小さく丸まったものが、モゾモゾ動き出した。
< 205 / 362 >

この作品をシェア

pagetop