年下ダーリン
バカ……。







ホントにホントにバカだよ……。








いつ来るか分かんないんだよ??









もう…帰ったかもしれないんだよ??








なんでいるの??なんで待ってるの……??








こんなに寒いのに……、ホントに…









「バカだよ、翔……」









冷たい手を握りしめ、冷たい頬に自分の頬が当たる。うずくまった翔に覆いかぶさるように、私は翔を抱きしめた。









愛しさが込み上げて、心が温かくなる。






温かくて幸せで……、どうしようもなく翔が愛しい。

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