年下ダーリン
会ったら…なんて言うかな……?








そればっかり頭を支配して、私の速めようとする。







でも、私の理性がそれを抑える。






喜んだり、わくわくしているのが、翔にバレないように、速まった足どりも、高鳴る鼓動も、全部全部精一杯抑えた。










「お、おまたせ……」






翔の顔がなんだか見れない…。






「……」






翔もなにも言わない。







珍しかった。下手したら、遠くから叫んで手を振る翔なのに、黙ってたことなんて一度もない。不安になって、そっと伏せた目を上にあげようとしたとき……










「おっそいんだけど、オバサン」
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