年下ダーリン
普通の家よりも少し大きめのドアを開けて中に入ると、エプロンで手を拭きながら、笑いじわのある優しげなおばあさんが出てきた。


「ぼっちゃん、おかえりなさいまし…」




言葉じりがだんだんと小さくなっていくにつれて、おばあさんの目はだんだん翔から私に移っていった。



おばあさんの疑問を感じ取った翔は少し胸を張ったようにした。

< 323 / 362 >

この作品をシェア

pagetop