年下ダーリン
莉奈のあとをとぼとぼついていく
すると、大きなドアの前にたどりついた。莉奈の部屋だろう。


莉奈は無言でドアを開け、中に入ってった。
私は外で呆然と、中世ヨーロッパの王室を思わせる莉奈の部屋を見て立ち尽くしていた。




すると、莉奈の怒声が…



「オバサン!莉奈が部屋にいれてやる、て言ってんだから、さっさと入ってよね!」






いや…別に言ってないでしょ…




きっと般若のような顔で怒りだす莉奈を思い浮かべると、自然と口をつぐんだ。





莉奈はどしん、と豪華なひとりがけソファーに座ると、キッと私を見た。
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