年下ダーリン
なんでなんだろ…



失ってから後悔する、なんてありきたりな言葉だけど、
本当にその通り。




いつ帰ってくるの?


いつ治るの?



いつになったら、あなたにちゃんと"好き"て言えるの?




「もう一度……」




そう呟いたとき、最悪の状況が頭をよぎった





…本当はもう一度なんて……


「うあっ……いや…いやだよ……」


嗚咽と止めどなく溢れる涙
金が脳裏で揺れた。



もう会えないかもしれない、懐かしくつ温かい金色が
青が見えなくなるくらい細めて、笑った。
< 354 / 362 >

この作品をシェア

pagetop