年下ダーリン
幸せの足音
――――――――
「りんーっ!ごはん食べようっ」
「うんー…ちょっと待ってー」
「うん?何やってんの、真面目に机に向かったりしてー」
ひょっこり私の肩から顔を出した依子が、
私が書いていたものを見てニヤリと笑って、
ひょいっと取り上げた。
「あ!こら、返せっ!」
「えーっ!へへっ!」
依子のにやにやは止まらない。
私よりも小さいくせに、ちょろちょろと動き回るから
『それ』を取り返せない。
「ガラでもなーい!手紙だなんて」
「うるさいっ!こらっ、依子っ!」
こっちだよーん!と言った直後に、
ブフッと激しく息を吐いた音が聞こえた。
「何やってんの、まったく…」
「あー!翼っ!あっ!!」
依子がにやにやしながら持って回ってた『手紙』を取り上げて、
私に返した。
おもしろくない、翼のバカ、とかなんとか依子はぶつぶつ
言っていたが、ころっと直って「お腹空いた!」と言いだした。
君が旅立って、もう一年だよ。翔…
「りんーっ!ごはん食べようっ」
「うんー…ちょっと待ってー」
「うん?何やってんの、真面目に机に向かったりしてー」
ひょっこり私の肩から顔を出した依子が、
私が書いていたものを見てニヤリと笑って、
ひょいっと取り上げた。
「あ!こら、返せっ!」
「えーっ!へへっ!」
依子のにやにやは止まらない。
私よりも小さいくせに、ちょろちょろと動き回るから
『それ』を取り返せない。
「ガラでもなーい!手紙だなんて」
「うるさいっ!こらっ、依子っ!」
こっちだよーん!と言った直後に、
ブフッと激しく息を吐いた音が聞こえた。
「何やってんの、まったく…」
「あー!翼っ!あっ!!」
依子がにやにやしながら持って回ってた『手紙』を取り上げて、
私に返した。
おもしろくない、翼のバカ、とかなんとか依子はぶつぶつ
言っていたが、ころっと直って「お腹空いた!」と言いだした。
君が旅立って、もう一年だよ。翔…