年下ダーリン
少しの沈黙……。










でも、早く、早く翔の言葉の続きが聞きたくて、胸がザワザワした。











「翔……??」












「りんにとって……、俺はいい方向に向かってる……??」











「……え??」











「りんは少しでも、俺のコト意識してくれてる…??」













意識………??











好き…………??











翔…を………??












寒い北風が二人の間を通り抜けた。でも、その寒さは、私には調度よかった。頬の熱を冷ますには、調度いい温度だったんだ。


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