年下ダーリン
……困ったコトになった……。






原因は隣でルンルンして、スキップしている依子。でも、自分が原因なんて気付いてないんだろうなあ……。







「あッ!!!!」







指をさす依子の先には、噂の人が歩いてきた。






「翼くんッ!!!!」










おいおい……、昨日まで付き合ってた人のとこに、さっきまで泣いてた人が走っていくかーッ???そんなコトを思いながら、暴走気味の依子を追いかけていった。





「あ……依子……。あのッ…、昨日は……」




「いいってッ!!!もう友達じゃんッ!!!それよりさッ、今度二人でコレ、行ってきたら??」






そう言って依子のポケットから出てきたのは……、遊園地のチケットだった。









「行っといでよ~、二人で♪」









そんなの……、行けるわけなんじゃーーーーんッ!!!!!









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