Ball&Boy
でも、サークルじゃなくて、部活。

そんな真剣に出来ない。

と言うより…

「マネジ?」

「やらしてくれるんだって。私もソフト経験者だから、やりたいって言ったら良いって。」

「へー、凄いじゃん。」

「羚もやったことあるんでしょ?ずっと、思ってたんだけど、一人じゃ心細いから一緒にやろうよ。」

「うーん。でも、マネの先輩が、なぁ…。」

年上恐怖症とでも言うのだろうか、どうも上とうまくいったためしがない。

むしろ、年上には、いつも嫌われる。

大学に入ってまで、それは、めんどくさい。

「みんな、いい人だったよ、花見のときは。来週の土曜日に、新歓があるから一緒に行こうよ。先輩に聞いてみるね。」

「ありがとう、菜々。もし、入ったらよろしくね。」

菜々とは、帰る方向が逆なため、駅のホームで、別れた。
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