佳代子о

クラブの盛り上がりも最高潮になってきて、音は小さめながらもVIPにも音楽が流れ出した。


ミィの携帯が鳴る。

ミィ「カヨやねんけど・・・。なんやろう??」

私「出てみれば??“どこ居てるん~??”とかちゃうん。」

ミィ「それやったら適当に嘘つこう。」

ミィも今日の3人の時間を邪魔されたくないのか、ため息をつきながら電話に出た。

(佳代子の部分はミイから聞いたままを文章にします。)

ミィ「はい??」

カヨ「おっつ~。今どこ居てるん~??」

ミィ「え?●●●ってお店。」

カヨ「え。超遠いやん~。こっちおいでよ~。」

ミィ「え。いい。今、盛り上がってるし。」
(ミィは前回の合コン事件で佳代子が本当に苦手になったらしい。)

カヨ「あ、ちょっと待って。同じ曲流れてない~??」

佳代子を見るとフロアの端の方で耳を押えて電話をしている。

や・やばい!!

佳代子はこういう時、妙に鋭い。
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