佳代子о
ミィ「ま、おじさん次第やから私は何もせんけどな。」

セイヤ「あのっ!!すみません!!頼みます!!親父には言わないで下さい!!」

ばっと土下座する聖夜。

ミィ「言わないで上げても良いけど?じゃぁ、私達帰るから。」

そういうとバックを持ち出て行くミィ。
私達も一緒に出て行った。



ミィの話によると
聖夜 改め カメ(32歳)
高校を卒業してチンピラ・893となった聖夜。
ミィのおじさんがめんどうを見ていたらしい。

行動もトロくて気も利かなくて頭も悪いカメ。
まったく役に立たず、おじさんが要らないと思い出したのはカメが来て3ヶ月。

そんな時に発覚したカメの借金。
おじさんの名前で勝手にツケで飲み歩き、借金をして消えたらしい。
ツケの総額ン百万円。

見事、カメの実家でカメをキャッチするとそのまま漁船へ。

ツケにしていた店に謝り歩いたおじさん。
おじさんの人柄もあって許しては貰えたが、1度失った信用は取り戻すのに10倍の努力がいる。

“こういう職業ってだけで人に不快感を与える事もあるのに、迷惑をかけたらただのゴミやないか。”

おじさんの今までの努力や優しさを踏みにじる事をしたカメはミィの本家よりミナミを追放された。
見つかればまたまた漁船行き。


バカなのか度胸があるのか。



ちなみに。

ミィはお店を出た瞬間におじさんに電話してました。
入り口で待つ事10分でおじさんと5人程の優しそうないかつい人が到着。

静かに連れて行かれるカメ。

佳代子は呆然とその流れを見てました。

私達はその後レストランでご飯を食べて、各自デート。

今回は佳代子がちょっと可哀相に思ったけど、メールで

『ありえないんだけど!!あいつ私には25歳って言ってたのに32歳だったの!!しかもハマーも借り物。最悪。やっぱり皆に会ってもらって正解だった♪』

と来ていたので、何だか良かったみたい。


佳代子の恋は2週間で幕を閉じました。

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