佳代子о
大学生活にも慣れてきた、初めての夏休み。

私・佳代子・ミィ・キョウの4人で少し離れた海水浴場まで旅行。
私の車に保険をかけて、4人とも運転ができるようにして出発。

私・ミィ・キョウは普段から運転しているから特に問題はなし。

問題は佳代子・・・

普段、家の車に乗ってるから大丈夫!と言い張ってるけど・・・
佳代子の家の車は軽。
私の車は、父のお下がりを貰ってエルグランド。

不安を残しながらも佳代子に運転を代わる。

と、一般道で90キロ出す暴走。

私「カヨ!!スピード出しすぎ!!」

カヨ「車って踏まないとスピードでないやん~??」

それは軽だけだよ!!

だんだんと普通車の運転に慣れてきた佳代子だが、車の大きさにはなかなか慣れないもの。

直線は70キロ出すくせに、カーブや右左折では30キロ近くのノロノロ運転。

ブレーキ踏みすぎても危ないって・・・(;´Д`A ```

直進は飛ばす、カーブでノロノロ。
対面のこの道路。
佳代子の運転するこの車の後ろには長蛇の列・・・。

急にイライラしだす佳代子。

カヨ「後ろの車、超うざい!!」

パッと後ろを見ると相当イライラしてるのかびったりと張り付いてきているエスティマ。

私「カヨ、そこで避けたりや。」

ちょうど回避場所があったので言うと

カヨ「いややし。何で避けなあかんの?!」

佳代子はまるでレーサーにでもなったかのごとくスピードを上げる。
カーブで急ブレーキのちノロノロ、そしてまたスピードを上げて・・・。

カヨ「なんで煽られなあかんの?!意味分からん!!カヨなんもしてへんやん!!」

自分のしている危ない(迷惑)な運転に気付いてない佳代子。

2車線になった所でどんどんと車が抜いていく。
抜いていく車の運転手さん達は、すごい勢いで睨みつけて行きました。

結局、何の意地なのか佳代子はハンドルを譲らず、道に迷い、文句を言い、
目的地に到着したのは予定より3時間も遅れた夕方近く。

1日目の予定は半分キャンセルになり、旅館についてもひたすら文句を言い続ける佳代子。

初めての友達との旅の思い出は最悪な物でした・・・。
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