ヒマワリの種

*第1章*メール


「そっか‥まぁ双葉は双葉らしくそーいうのがいいんじゃない?!」



「あざっす。
あたし、少し落ち着いてから恋とかしてみよ‥」




親友の麻衣にさっきのことを話して、麻衣も納得してくれた。

麻衣とは小学校から一緒で、なにをするにもいつも一緒でいた。
すごく優しくて、その分ヘコんだらトコトンヘコんじゃう子。




「麻衣もさ~‥翼とメールはするんだけど‥『100%無理でしょっ(笑)』て流されちゃった‥!!」



「つっくんはまだ麻衣の気持ちわかんないからふざけてんじゃないのー??」




「ふざけて‥かなぁ‥けどさ、ほんとにフられそうだし‥」




つっくんは麻衣の好きな人。仲は良いみたいだけど、友だち以上恋人未満というような関係みたいだ。


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