光の世界 -side episode-
(こんなに喜ばれたら…確かに悪い気はしねぇな)
幸せそうなティファを見ていると、ロイの胸がじんと熱くなった。
この笑顔がまた見たい…
ロイがそんな事を考えていると、突然ティファがロイの顔をじっと見つめた。
「ねぇねぇ………ロイって本当に私の事好き?」
だんだん近づくティファの顔にロイは次第に恥ずかしくなり、ぷいと目をそらしてカップに手を伸ばした。
「だから…俺のもんだっていったろ?」
ロイがカップに口をつけようとした時、ロイの首にティファの細い腕が伸びその片手はカップを取り上げテーブルへと置いた。
「だったら…」