光の世界 -side episode-
デートの誘い
――――――
いったいどうすればいいんだろう…
リリーナは悩んでいた。
クライブへの淡い恋心に気付きつつも、気持ちをどう伝えればいいのかわからない…
(ティファに、相談してみようかな…)
なんとなくだがティファなら相談しやすい。
リリーナはティファの元へと向かった。
「ティファ」
城の書物庫で調べものをするティファにリリーナが声をかけた。
「ああ、リリーナ」
手に持っていた本をパタリと閉じ、ティファは微笑んだ。
「どうしたの?何か調べもの?」
リリーナはよく書物庫で調べものをしていた。
それを知っていたティファは、今日もまたリリーナが調べものをしに来たのだと思っていた。