KIZUATO
『終わったからもう目開けていいよ。』
そう言うとパチッと目を開いて私の顔を見るなりニコッと笑いかけてきた。
『俺さ妹できるって聞いてめっちゃ嬉しくて今日楽しみにしてたんだ!』
『えっ?』
楽しみにしててくれたのにブスな私が妹でなんとなく申し訳ない気が…。
『会ってみたら可愛いからもっと嬉しかった。』
『それはそれは社交辞令でも嬉しいお言葉。』
『社交辞令なんかじゃないよ!本当に!明日から友達に自慢してぇ。』
『いゃいゃ勘弁して。』
あまりにも目が輝いているからマヂな気がして焦った。