KIZUATO

『…危ない?何で私が危ないの?』


今更なんで私が危ないのか全然わかんない。


『…心愛をヤッた先輩がまた動き出した。また心愛を狙ってる。』


私は足の力が抜けて地面に座り込んでしまった。

過去を思い出し怖くて震えがとまらない。


『………ごめんな。』


微かに聞こえた声。

『えっ?』


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