KIZUATO


『俺が悪いんだよな…。俺となんか付き合ってなければ…。』


何か隠してる。


この時私はそう思った。


『ねぇ、…本当のこと教えてよ!』


つい叫んでしまった。


私の心から決して消えることのない傷…。それはとても深い傷…。

それと同時に麻衣にとっても深い深い傷になった。

いつも明るく振る舞っている麻衣でも2人っきりの時は、すごくすごく傷ついた顔をするんだ…。

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