KIZUATO

『ここ俺の叔父さんの店なんだ。あの人が俺の叔父さん。』


そう言って指さしたのはさっき新聞を読んでいたマスター。


『そうなんだ…。』

大分震えは止まってきたものの恐怖心は増すばかり。


『ホントの事、一回しか言えない。』


『うん。』


『俺は何があっても今度こそ心愛を守るから!』


『…??』


首を傾げてしまった。


すると話し始めるねと言って翔太はしゃべり始めた。

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