KIZUATO
『俺、族に入っててあの時心愛に手出した奴は俺の先輩。後輩の彼女は自分のものだとか言ってるへんな奴で俺も苦手なんだ。だから心愛のことは本当に信用できる奴にしか言ってなかった。だけど前に1回だけ俺の家に来たことあったろ?』
確かに、1回だけ翔太の家に行ったことあったけ…。
『あったかも…。』
『あん時な、先輩たちに見られてたんだ…。』
『そんな……っ、』
『ごめんな、守れなくて…。本当にごめん!!だから今度こそ『だめっ!!私のことはどうでもいいから!!ほっといてょ!』