虹色の彼方 ゜*+:。.。.。:+♫+
シュッ
華麗にスリーポイントが決まる。
やっぱり気持ちがいい。
中3のはじめで引退したバスケ。
キャプテンを務めたんだけど・・・
県大会で惜しくも敗退。
「鈍ってなくてよかった」
相変わらずボールに触りたくなる。
受験勉強中も怒られつつ、
バスケやってたっけな。
俺は夢中になってシュートをうつ。
何度もゴールに向かってボールを放つ。
そして綺麗に弧を描いて決まる。
「ふはぁ・・・」
「スゴイですね!!」
「ありがとー・・・って誰!?」
背後から声がする。
柔らかい声。
まさしく女の声だった。