虹色の彼方 ゜*+:。.。.。:+♫+

「では・・・シュートから」

「はい!!」

明らかに動きにくそうなワンピースだったけど

覚えるのは早かった。

特にミドルシュートが上手い。

俺が教える必要無いんじゃないか・・・?


思わず口を開けたまま。

すると、生き生きとした顔で振り返った。

「楽しいですね!!」

・・・。

こんなに喜んでくれるんだ。



思わず俺も笑顔になった。

「良かった!!俺も結構心配だったんです」

「結城さんの教え方、すっごく分かりやすくて」



へたっ

「あ、藍澤さん!?」

いきなり座り込んだ藍澤さん。

またまた俺はパニくる。


「へへ・・・久しぶりの運動で疲れちゃいました」

ほてった顔で俺を見た。

・・・ジュース飲むかな。

「ちょっと待っててください!!」

「え・・・!?」


俺は無我夢中で走った。

近くの自動販売機目指して。
< 6 / 9 >

この作品をシェア

pagetop