明るい道
「お前なんで毎日ここに居るんだよ。」
「えっ。なんで知ってんのよ。」
「だっていつもこの道通るし。そしたらあんたが居て。こっそり見てた。危ない奴居ないか。」
「嫌な奴」
「もしかして俺の事待ってたの。」
「ちがうしっっ」
「ふーん」
「あんたの名前なんていうの。俺は、涼太。」
「夢架。」
「歳いくつ」
「14歳だけど。あんたは」「まぢでぇ。俺も。」
「見えない。」
夢架は笑いながら言った。「夢架は笑ってる方がいいよ。そっちのほうがお前らしいと思う。」
「うるさい。」
夢架は嬉しさを隠しながら言った。
「また会おうなぁ。この場所で。」
「また会えるの?」
「会えるに決まってんじゃん。またここに来いよ。」「うん。分かった。」
「じゃあ帰ろっか。俺送ってやるよ。家まで。」
涼太は夢架を家まで送った。
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