あの頃
私の斜め前に座る

あなたから

私は目が離せなかった




そのとき


無造作な髪から

覗くその横顔は

どこかつまらなそうで

時々あくびなんかもしてた





そんなあなたを見ていたら

校長先生や来賓の

つまらない祝辞も

なんだかあっという間に終わっていた
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