first love【完結】
「え……?意味が……」


そんなこと突然言われてもどうしたらいいかわかんないよ。 


「まぁそういうことだから」


一生はあたしの体をパッと離すと、 


「それとお前に拒否権はねぇから。俺の言うことは絶対な」


そう言って鋭い目を細めニッと笑うと再び選手達の元へ戻っていく。


「……一体何だったの?」

あたしは嵐のように去っていった一生の背中をその場で呆然としながら見つめることしか出来なかった。 
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