first love【完結】
一生サイド
「なぁ、もういこうぜ?」
ケーキを思いっきり口に含んで幸せそうな表情の亜紀。
「え〜まだ食べ終わってないもん!てか、一生も食べてみなよ!!」
「いらねぇよ」
自分の前に置かれたケーキの乗った皿を亜紀の前に戻す。
駅前に新しくできたというケーキ屋。
亜紀が行きたいと駄々をこねたため仕方なくついてきた。
……でも、ついてきてしまった俺は今更ながら後悔していた。
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