first love【完結】
結局行く当てのないあたしは家の近くのドラッグストアへ向かった。


「ありがとうございました!」


足りなかった化粧品を買い、店を出た瞬間……


「……亜紀ちゃん?」


すれ違いざまに名前を呼ばれ、あたしはハッと顔を上げた。


「陸くんママ……?」


あたしはそこにいた思いもよらぬ人物に驚き目を丸くした。


何で陸くんママがこんなところに……?


頭をフル回転させても答えは導きだせなかった。 
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