first love【完結】
亜紀サイド
昨日部屋から出ていったお母さんと陸くん……じゃなくて、陸。
暫くすると、陸くんママだけが部屋から出てきた。
その後すぐに陸くんママはあたしを家まで送ってくれた。
“陸とこれからも仲良くしてあげてね?”
そう言う陸くんママの表情は何故か辛そうだった。
「亜紀!!!」
校門をくぐりボーッとしながら歩いていると、突然現れた愛があたしの手を引っ張った。
「あ、愛おはよ」
「おはよじゃないわよ!早く!こっち!!!」
愛はただならぬ様子であたしの腕を引っ張る。
「どうしたの?!」
愛に引っ張られながら走ると、校舎の脇にある掲示板の前に辿り着いた。
そこには黒山の人だかりができていた。
「……あの子だよ?」
「ありえないよね」
「二股女!」
周りにいる生徒が一斉に敵意の眼差しであたしを見る。
暫くすると、陸くんママだけが部屋から出てきた。
その後すぐに陸くんママはあたしを家まで送ってくれた。
“陸とこれからも仲良くしてあげてね?”
そう言う陸くんママの表情は何故か辛そうだった。
「亜紀!!!」
校門をくぐりボーッとしながら歩いていると、突然現れた愛があたしの手を引っ張った。
「あ、愛おはよ」
「おはよじゃないわよ!早く!こっち!!!」
愛はただならぬ様子であたしの腕を引っ張る。
「どうしたの?!」
愛に引っ張られながら走ると、校舎の脇にある掲示板の前に辿り着いた。
そこには黒山の人だかりができていた。
「……あの子だよ?」
「ありえないよね」
「二股女!」
周りにいる生徒が一斉に敵意の眼差しであたしを見る。