蒼い月
「飛鳥~!
今日帰れる~?」
「うんっ!
ちょっと待っててね♪」
「はいはい、早く帰りなさいよ。
見せ付けられてたまんないわ」
やっぱり夏は日暮れ遅いなぁ...
これなら1人でも全然okじゃん☆
・・・ってあれ?
こんなこと確か去年にも言ったような...
それで晴輝とキャッチボール
したんだよなぁ...
「・・・い!
お~い、飛鳥~?」
「えっ!?何!?」
「いや...
またとんでるなぁと思って」
「ごめんごめん。
去年のこと思い出して余韻にひたってた♪」
「そういえば飛鳥の将来の夢って何?」
晴輝が急に思い立ったように
そう言った。
「何?突然」
「いやぁ...そういえば
去年ここで飛鳥に俺の熱い夢を
語ったなと思って」
あ~、確かに。
あの頃は確か
ジャニーズ進めようとしてたんだっけ。