【完結】先生との恋
「誕生日、楽しんでね」
部屋から出ていく清水先生を見ながら、
あたしを担当してくれていた先生が清水先生で良かったって改めて思った。
……清水先生にお土産、買って帰って来ようかな……。
「さて……と」
あたしは棚からバックを取り出す。
昨日から、いつでも出かける事が出来るように一応準備はしといたんだよね。
携帯の充電もバッチリだし、後は着替えてメイクするだけ……。
あたしは棚を開けて中に入ってある服を見る。
……あさみの家でまったりして話すだけだから、別に普通で良いよね。
自分の誕生日だからって気合い入れて可愛い服を着ようとも思わないし……。
外は寒そうだし、普通にタートルネックとスキニー、その上にロングニットを羽織ろうと思って棚から取り出す。
よし。
これに着替えて……。
着替えるので、ちょうどカーテンを綺麗に閉めようとカーテンに手をかけた時。
入り口から入ってきたあさみ達と目が合った。