【完結】先生との恋





パネルには『プラネタリウムにて、流星群再現中』と書かれてあった。


「楽しみ」


高橋を見ると、高橋もニッコリ笑ってた。









他の写真もじっくりと見れた所で、館内放送で案内がかかり、あたし達は資料館を出てプラネタリウムが見れる室内に入る。


周りには数人のお客さんしか入ってない。


「プラネタリウム、久しぶりかも」


この、微妙に倒れる椅子とか。



「僕も。小学生以来」



あたしの隣に座ってくつろぐ高橋。



「やっぱり小学生の時来るよね」


本物の星みたいで、すごいって感動したんだよね。




……途中で確か気持ち良くなって眠っちゃったんだけど。



しばらくして照明が暗くなると、天井のスクリーンに星が映ってナレーションも始まった。



なかなか見ることが出来ない星座も沢山見る事が出来る。


周りが真っ暗で空気が綺麗な場所に来たみたいに。


夜でも明るくて、排気ガスや工場の煙で汚れた空にはなかなか現われてくれない星も

ここではすごく輝いてる。





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