【完結】先生との恋
「売店じゃ売ってないんだってば!コンビニ限定のアイスとかお菓子が食べたいんだよ!」
売店って言ったって、コンビニみたいに沢山取り揃えてない。
あんまりお菓子の種類だって雑誌の種類だって無いし……
その前に、お菓子やアイスは許可がないと食べちゃダメって言われてるんだけど。
お母さんはあたしの着替えを棚に入れていく。
「……あんたさ、まさか高橋先生を使ったりしてないわよね?」
ふと、気付いたように動作を止めたお母さん。
「はっ!?」
あたしは雑誌に戻したばかりの視線をお母さんに向ける。
確かに前に「僕が変わりに行きますから岡本さんは大人しくしていてください」とか言われた事はあるけど。
その時だってあたしは高橋に頼んでない。